災害時には人力で

2011年04月09日

自転車ネタを続けてます。

自転車の今の社会的立場が非常に曖昧なところに有ることを昨日のブログで書いています。

また、自転車を利用を勧めていますが、利用に際してのデメリットを補う為の知識を今日のブログで書こうと思ってましたが、東北でまた大きな地震が有り、被災者の方にさらに追い打ちをかけている情報が入りました。

現地ではまた大規模な停電が有り、水が使えなくなったり、ライフラインの復旧がまた遅れる、と様々な問題が言われています。


そこで、自転車乗りとして考えてみたことをまとめてみました。

西日本は、阪神大震災も経験し備えは出来ている事も多い筈ですが、直接被災していない所はどうなのだろうと思います。

特に、ここ滋賀では大きな災害も殆ど無く、過去に強烈な台風の被害に遭ったことを聞く程度です。

ここに落とし穴がある、と皆さんも良く言っておられることも耳にします。

なので、実際の対策が出来ていないのではないでしょうか。


長期停電が起こったら、水道が使えなくなったら、連絡手段が無くなったら、何か対策が出来ていますか。

自分も含め、殆ど出来ていないのが滋賀では一般的だと思います。

少々の非常食と水くらいの用意は有っても、数日の影響が出るような事になるとやはり備えが有るのと無いのとで大きく差が出ると思います。

少しでも何か出来るようにするには、自力(人力)で何かできる事が非常に有効ではないかと思います。

なので、ここでようやく自転車の出番です。

移動手段としては今回被災地や、交通の影響を大きく受けた首都圏ではかなり利用されていると聞きます。

自転車屋さんは在庫が無くなり、修理の依頼で大変だったと言うことです。

普段乗らなくなった自転車が各家庭にはよく有ると思います。

この自転車を少なくとも何時でも走れるように整備しておくのは、それ程難しくコストのかかることでは無いと思います。

もし、そんな自転車が有るよって方は、是非直ぐに乗って大丈夫か確認してみてください。

パンクしていないか、ブレーキは効くか、空気はしっかり入っているか、などちょっとした心がけで、いざという時に大きな力になってくれるかもしれません。

また、子供用の自転車は使っているままで整備していないなんて事も有るかと思います。

危険を少なくするためにも子どもの自転車は見てあげてください。

空気の入っていないブヨブヨのタイヤで走っていませんか、それだと直ぐにパンクするし、走りも重いので乗っていて疲れます。

キーキー音は出ていませんか、良くブレーキが擦れていてペダルが重かったりしてこれも疲れます。

ガソリンも必要なく、その気になればかなりの移動も可能で、ママチャリなら荷物だって大丈夫ですから。

是非是非ご自宅の自転車見直してください。


そしてもう一つ思うのですが、一般的ではないですが、井戸の手押しポンプ。

実家にも地下水を使えるようにポンプで汲み上げる設備が有ります。

でも、これはご多分に漏れず電動です。

これに何とか手押しポンプをつけたいなと思うんです。

飲み水には無理でも、他の生活水には使えるし、煮沸消毒すれば飲料にも出来ます。

地震などがあると水が枯れたり濁ったりも考えられますが、せめて地域に数カ所有るといいなと思います。

公園などの草木に水やりするように作ってもらうのはどうでしょう。

人力なら停電でも大丈夫。水の大切さを今回思い知らされているので行政にも考えてもらえるといいなと思います。


人力で動かせて役に立つ物、昔ながらの機械や道具、見直すべきですね。

便利さも良いけど、自分の力で価値を手に入れるのは何物にも代えがたいことは、ビジネスやスポーツで経験する以上に災害時に思うのではないでしょうか。

自転車はそんなことを考えさせてくれる物でも有ります。

明日から少しの移動なら車を使わず、自転車を使ってみてください。




Posted by ottotto at 12:07 │Comments( 0 )
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